英語

Roger. ~海外ドラマや映画で頻出する英語の意味と使い方~

roger

先日書いた英語の記事について、読者の方からご質問をいただきました。

M.Tさん

初めまして。都内の私立大学に通う大学生です。わたしも海外映画がすごく好きで週末などは洋画を観ながら過ごしています。以前、とある有名な洋画を観ていたとき、字幕上に「Roger!!」という表現が登場しました。このRogerという言葉はどのようなときに使用するのでしょうか?またAll right.などの類似表現もあると思うのですが、それらとはどのような違いがあるのでしょうか。是非解説してほしいです。宜しくお願いします。

        (質問者:M.Iさん)

今回はM.Iさんからいただいたご質問、『Roger.』の表現について詳しく解説したいと思います。

海外ドラマや映画の頻出単語:Roger.の意味と語源について

初めに、Roger.の意味についてご説明します。

「Roger.(発音:ラジャー)」は「了解です。」を意味する、口語表現(日常の会話)でよく使われる英単語です。口語表現以外には、文語表現(手紙やビジネスレター、ビジネスメールなど)があります。

この「Roger.(了解です。)」という言葉の由来ですが、元々は無線通信のやり取りから始まりました。時代を遡りまして、戦前の1940年代以前。当時はそこまで通信機器の性能が良くない状況でして、通信中に音が途切れたり、相手の声が聞こえないといことは日常茶飯事だったそうです。

そこで無線通信中のやり取り(会話)を短縮したり、分かりやすく表現するといった取り組みが活発に行われたそうです。そんな中、受信に成功したときの表現「Receive(~を受ける/~を受信する)」も「R(アール)」という略語を使って表現されたそうです。

具体的には、「Can you hear me?(あなたは聞こえましたか?)」と聞かれた後に、聞こえた場合は、「R(アール)」と略語で回答し、そのRには「正しく聞こえましたよ。」という意味がありました。

それでは、「R」は「Receive」を意味する単語になるのでは?という声が聞こえてくるのですが、ここで一つややこしい話があります。

無線通信時のやり取りをスムーズにするため、当時「通話表(フォネティックコード)」というものが開発されました。これは無線通信時の聞き間違いなどを防止するためにNATO軍によって作られた規則になります。軍隊に所属する人たちは基本的にこの通話表/フォネティックコードに従って、他の軍隊とコミュニケーションを取ることになります。(現代の無線通信技術は向上し、明瞭になったのでこの通話表/フォネティックコードが使われることはほとんどないそうです。)

このフォネティックコードは、円滑なコミュニケーションを目的として制定されたものですので、発音のしやすさや通信で文字を正確に伝えることが重要になります。「Receive」よりも「Roger.」の方が発音がしやすく、聞き手側も聞き取りやすかったため、NATO軍はR for Roger.としてフォネティックコードにRogerを採用したと言われているそうです。(軍部内の情報なので、諸説ありますが、上記が有力だそうです。)

「Receive(受けた/受信した)」の略語「R」として始まり、発音のしやすさなどから「Roger(受けた/了解した。)」に変化を遂げた、と理解しておくと良いのではないでしょうか。

またこの「Roger.」という表現は、ビジネスシーンなどでよく使われます。日常会話ではあまり使っている人はいません。なので、シーンによって上手く使い分けをした方が良いかと思います。

Roger.の類似表現

「Roger.(了解です。)」には、類似表現がたくさん存在します。今回は私が知る範囲でRogerに似た表現をご紹介したいと思います。そのような表現を列挙しますと、

Rogerに似た表現

1. Copy that.(了解です。)

   ビジネスシーンでよく使います。Rogerに近い表現。

2. Noted.(了解っすー。)

   ビジネスシーンで使うが、少しカジュアルな表現。

3. Certainly.(了解いたしました。)

   こちらもビジネスシーンで使います。より丁寧。

4. That would be fine.(承知しました。)

   了解です。よりも丁寧な表現。店員さんなどが使う。

5. All Right.(了解いたしました。)

   Certainly.に近い。上司や先輩の返答によく使われる。

   ビジネスシーン向け。

6. Got it.(了解ー。)

   カジュアル表現。友人や家族との日常会話で使用。

7. You got me.(分かったよ!)

   カジュアル表現。Got it.よりも共感度が強め。

   「よく理解した。」「すごくよくわかったよ。」

8. OK / Okay.(了解っす!)

   かなりカジュアルな表現。日常会話で頻出する表現。

こんな感じでしょうか。地域(アメリカやイギリス、オーストラリアなど)によって、多少の違いはあるかと思いますので、その点はあらかじめご了承いただけたらと思います。

また上記の1で取り上げたcopy that.は以前別で記事を書いておりますので、ご興味ある方はこちらもご参照してください。

ビジネスシーンで頻出するcopy that.という英語表現。聞いたことはあるけど、どんな意味かまでは知らないという方がほとんどです。是非これを機会にマスターしてしまいましょう!

Roger.(了解)の使い方

「Roger.」の使い方の例文をいくつかあげておきます。慣れてしまうと、発音もしやすいし、使いやすい言葉なので、ビジネスシーンなどで英語を使用される方は是非使ってみてください!

シーン1:

A(仲の良い先輩)の準備が終わり、AとB(自分)が客先に向かう直前の会話

A. Okay, Let’s go there.

(うん。そしたら行こうか!)

B. Roger. I follow you!!

(了解です!ついて行きます!)

アメリカでは仲の良い先輩には、すこい砕けたビジネス英語を使ったりもします。そのようなとき、Rogerの使い道が増えるのではないでしょうか。

シーン2:

A(仲の良い上司)からB(自分)に電話があり、何かを頼まれたとき

A. Sorry, Can you do that?

(すまないが、その仕事をやっておいてもらえるかな?)

B. Roger. I do that.

(了解です!片づけておきますね!)

このような形で「Roger.」を使用することができます。またこれは余談となりますが、アメリカ英語では「Roger」を「ラジャー」と発音しますが、イギリス英語では「Roger」を「ロジャー」と発音します。洋画などを観ているとき、その映画の舞台となる地域によって、「Roger.」が少し聞き取りにくいところがありますので、こちらも合わせて覚えておくと良いかもしれません!

本日はここまでとなります。最後まで閲覧いただき、ありがとうございます。また次回も宜しくお願いいたします。何かご質問等ございましたら下記の問い合わせフォームからお気軽にご連絡いただけたらと思います。






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ひなた
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初めまして!ひなたです!今まで50ヶ国以上を旅してきました!これからは記憶だけでなく、記録として情報を残していきたいなと思い、ブログを始めました!まだ20代なので、大学生や大学院生、社会人1年目から3年目の方々に読んでいただけるように頑張っていきたいと思います!