テラ(Terra)はCosmosTendermintというSDKを利用したブロックチェーンで、ステーブルコインを作るのに特化しています。テラ(Terra)のブロックチェーン上で独自トークンとして利用されるのがルナ(LUNA)です。テラ(Terra)は2018年にTerraform Labsという韓国の企業が開発しており、CEOはスタンフォード大学を卒業したDo Kwonです。Do Kwonはテラ(Terra)のプロジェクトを通して暗号資産(仮想通貨)を決済手段としての利用を目指しています。本記事ではそんなテラ:Terra(ルナ: LUNA)の紹介をしていきます。

テラ:Terra(ルナ: LUNA)とは?

テラ(Terra)のプロジェクトには2種類のトークンが存在しています。1つ目のトークンは冒頭で紹介したルナ(LUNA)というトークンです。2つ目はトークンは法定通貨と価格が連動しているステーブルコインがいくつかあるのですが、一番有名なのはテラUSDTerraUSD : UST)です。

ステーブルコインは以下のように4つの種類がありテラ:Terra(ルナ: LUNA)は無担保型に該当します。

  • 米ドルなどの法定通貨が担保になっている法定通貨担保型(e.g. USDT
  • 暗号資産が担保になっている暗号資産担保型(e.g. DAI
  • 金などコモディティが担保になっている商品担保型(e.g. XAUT
  • 無担保型(e.g. LUNA

テラUSDTerraUSD : UST)が米ドルに価格連動する仕組み

担保のないテラUSDTerraUSD : UST)はどのように米ドルと価格を連動させているのかを解説します。テラUSDTerraUSD : UST)の価格調整にはルナ(LUNA)が利用されています。ルナ(LUNA)を供給量をバーンなどで減らして、テラUSDTerraUSD : UST)の供給量を減らし希少性を高めることで、テラUSDTerraUSD : UST)の価格を上げたり、その逆のことをして希少性を低くして、テラUSDTerraUSD : UST)の価格を下げたりします。20225月にテラUSDTerraUSD : UST)価格の連動が外れてしまいテラ(LUNA)の価格が暴落し、大きな混乱がありました。プロジェクトからの復旧案でテラ:Terra(ルナ: LUNA)とテラクラシック:Terra Classic(ルナクラシック: LUNC)に分かれました。イーサリアムがThe DAO事件で旧イーサリアムのブロックチェーンをイーサリアムクラシックと呼び、新しいブロックチェーンをイーサリアムと呼ぶのと同じ要領で名前づけがされました。

大混乱があったあとでも根強いコミュニティ支えられ、信頼回復に向けて活動をしているようです。そんなテラ(LUNA)やルナクラシック(LUNC)のチャートは以下のリンクから確認できます。

LUNA チャート